Kenzoのブログ

北海道でバイクに乗ってます

ゆきの小舎

07.7.31.(火)

 

この日は、今回のツーリングのメインの一つ乳頭温泉郷です。評判の温泉地なので到着前からワクワクします。下調べをすると7:00、9:00、10:00と営業開始時刻がそれぞれ違うので効率よく回れるように順番を考えてから行きました。

 

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一湯目は「孫六温泉」(含ラドン 単純温泉)茅葺屋根の趣のある温泉でした。次は歩いてすぐの「黒湯温泉」(単純硫化水素泉 酸性硫黄泉)黒湯なのに乳白色のお湯でした。次は「蟹場温泉」(単純硫化水素泉 重曹泉)。昨日の愉快な外人さんが「今日温泉行きました Crab place」と行っていた所です。透明な湯。近代的なきれいな建物でした。


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次は「大釜湯」(酸性 ナトリウム・カルシウム 塩化物 炭酸水素泉)小学校を移築したという温泉です。やや黄色味をおびた白濁の湯。次がよく紹介されている「鶴の湯」(含硫黄 ナトリウム カルシウム 塩化物泉 単純水素泉)なんと1701年開業とのこと。それだけでありがたくなってしまいます。趣のあるたたずまいがなんともいえません。ここはちょっと混雑していました。最後に向かったのは「妙の湯」残念ながら本日清掃日ということで入れませんでした。残念。小雨の中、乳頭温泉郷を後にして次に向かったのは名湯「玉川温泉」(酸性 含二酸化炭素・鉄・アルミニウム 塩化物泉)。これで東北12湯目です。傷があるとピリピリするほどの強酸性湯。なんかとっても効きそうです。でも本当に湯治に来ている方が多くて、健康体の私がお邪魔しては何かいけないような気になりました。この時点で2時をまわったところ。昨日の飲み過ぎに加えて、朝から多くの温泉に入りさすがに疲れが出ました。3時のチェックインまで「鹿角 道の駅」でツバメを見ながら時間をつぶすことにしました。


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(左の2人がオーナーご夫婦、右端の男性が同宿となったBMWライダーさん)

 

時間になったので今日の宿「ゆきの小舎」へ向かいます。ここは一泊目の「カントリーコネクション」さん絶賛の宿。手書きの地図を見ながら走る。最後は未舗装道路を経て閑静な一軒屋にたどり着く。バイクを指定された場所に置き荷物を運び込む。部屋で寛ぎながら今日の旅行内容をメモし、明日の計画を立てる。申し訳ないけれど事前に予約していた明日の宿には断りの電話を入れる。思ったより連日距離を稼げてます。ここは本当に静かな山あいの宿。ちょっと散歩に出てみました。後から聞いたのですが、熊やカモシカかでるそうです。そうこうするうちに夕食の時間。玄米をふっくら炊いたご飯に、山菜、魚料理。和風でとってもおいしい料理でした。オーナーご夫婦も一緒に食事され色々な話題で楽しませてくださいました。キーワードは「自由・平和・友情・環境」というところでしょうか。他のお客さんと一緒に11時過ぎまでゆっくり語り合えました。翌朝、早起きしたので宿のアルバムを眺めていると、そこには若かりし頃のオーナーご夫婦と仲間たちの写真が。そこに載っているユキさんの写真がとてもチャーミング。「東京で硬い殻に閉じこもっていた私を解放してくれたのが旅の仲間。そんな仲間のために宿を開こうと思った。」とおっしゃっていたのが印象に残りました。また是非行きたい宿です。